社務所より

社務所便り vol.24

平成29年1月13日(金)晴天の中、千葉の地より関東型お神輿が修理を終わり、約2年数ヶ月ぶりに戻ってきました。

鳳凰の前には黒塗りに黄金色の「大神宮」の文字が光ります。
本体の質朴の黒と黄金色の菊(社紋)のご紋章が鈍く輝きます。

日本の伝統美を再認識する貴重な瞬間です。

千葉刑務所作業部門の職員と丁寧に移動します。
一の宮会並びに環境保全事業(株)の皆様ありがとうございました。

「漆」は、国産品を使用しています。
下地を整え、何回も何回も、乾燥と塗りを重ねます。
・・・又、乾燥させ更に上塗りを重ねます。

先の震災で被害を受けた二の鳥居をくぐり、拝殿前に向かいます。

参道の途中で小休止です。
修繕前より重く感じるそうです。 本体の木組みを強化しました。

一気に仮設階段を持ち上げます。 期待以上の出来映えです。
神輿会の幹部も 「近郊では見られない程、いいお神輿だ!」 と、喜んでおります。
本当にありがとうございました。
他の一基(関西型)の、お神輿は2月に戻ってきます。
お神輿庫のガラス扉にUV加工のシールを張り、紫外線対策を行います。
千葉刑務所作業部門の職員の方々並びに 現場作業に携わった作業者の皆様方に 篤く感謝申し上げます。
ありがとうございます。

大神宮宮司  荒木田 泰宗